現在、多くの企業が長時間労働の削減を中心にした「働き方改革」に取り組んでいます。しかし労働条件は改善しても、「働きがい」の向上につながらないケースも散見されます。
また最近は政府が定めた「人的資本開示指針」により、「エンゲージメント」という従業員の満足度を数値化する動きも高まっています。
当事務所の「組織診断」は、会社の体質を作り出している社員の意識と人間関係を調べ、会社の抱える問題点を明らかにします。優先して取り組む課題がわかることで、「働きがいのある会社」作りが可能になります。
会社や組織は人で構成されるため、そこで生じる様々な問題は社員の意識や人間関係の結果と言えます。従って、組織の体質や風土を変えるには、社員の意識や人間関係を調べることが欠かせません。
この組織診断は所定の質問票(A4サイズ・4枚)を用い、社員が日頃、会社や組織に対して思っていることや、感じていることを回答してもらいます。 そして組織が抱える問題点を明らかにすると同時に、その問題がどこに偏在しているのか、問題同士の関係はどうなっているのかを明らかにします。
質問数は70問、所要時間は1人当たり約10分です。
価格は回答する社員・1名につき500円(税別)です。
例)調査対象人数・50名様の場合:500円×50名=25,000円(税別)
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診断内容の構成について
「組織診断」の「組織活力測定」では社員の意識について、次の5つの側面から捉えます。
- 風土厚生面
- 人間関係面
- 会社評価
- 職務遂行面
- 組織構造面
【組織活力測定・TOTAL集計結果】
詳細はこちら(PDF)
数値が低い項目は多くの社員が否定的な回答をしたことを示しています。組織の活力が低下し、健康度が悪化している状態です。他にも回答の分布やバラツキの度合い、部署別の比較も行います。 |
そして、設問ごとの集計結果が作成されます。結果は部署別や階層別(役職別・年齢別・勤続年数別)に作成されます。ここでは、回答の内訳や問題同士の関わりの度合いがわかります。
部署別の集計結果の詳細はこちら(PDF)
左側の円グラフと棒グラフは結果の内訳と部署別の比較です。右側の図表は、取り上げた問題とその他の問題との関係性の有無や強弱(=相関関係)を示しています。詳しくは次のセクションで解説しています。 |
組織診断の結果はエクセル・ファイルでもご提供します。結果数値を自社で自由に加工・編集することができます。
【組織診断の全体イメージ図】
この組織診断は、AGP行動科学分析研究所 の人材・組織診断システムである「
CUBIC」(キュービック)というソフトウェアを使って行います。
【組織診断以外の人材に関する診断・分析】
個人特性分析 ・・・ 現有社員の戦力強化を目指します
モチベーション測定 ・・・ 社員のモチベーション・アップを図ります
多面評価 ・・・ 管理職のマネジメント力を高めます
マネジメント診断 ・・・ 自己評価によりマネジメント力を分析します
採用適性検査 ・・・ 採るべき人を逃さない採用を可能にします
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ここからは実際の組織診断の結果を使って、会社の抱える問題を明らかにする事例をご紹介します。
1.全体の結果を振り返る
最初に「組織活力測定」の全体結果を調べます。数値が低い設問については組織活力が低下しており、社員の仕事に対する意識や満足度も低下し、ストレスが高くなっている状態です。
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次は「はい」と「いいえ」の回答割合の分布状況です。上記のグラフで、一見同じような結果に見えても、「はい」と「いいえ」の回答割合の差が大きい場合は、特定の部署や世代などで深刻な問題になっている可能性があります。
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「標準偏差グラフ」では」回答のバラツキの大きさを示しています。この事例の左上のように回答結果のバラツキが大きく、満足度が弱い問題は、不満が特定の部署や階層に偏っている可能性を示しています。逆にバラツキが小さく、満足度が弱いという左下に位置する問題は、不満が全社に及んでいることになります。
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そして部署ごとの回答結果を比較したグラフです。組織活力の低下が全社に及んでいるいるのか、それとも特定の部署の問題なのかがわかります。
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2.個別の問題について調べる
次に、組織活力が低下している設問について、部署別や役職別、年齢別、勤続年数別のそれぞれの結果を確認します。以下は「部署別」の結果です。
【組織活力測定・設問別集計結果・部署別】
詳細はこちら(PDF)
上記の例では 「今の仕事に満足していますか」という質問に対し、全ての部署で「いいえ」という答えが多数を占めています。このように、全ての部署で数値が低下している場合は全社的な対策が必要です。 |
3.問題同士の関係を調べる
活力が低下している質問をいくつかに絞り込み、「設問別集計結果」の右側に表示される図表を確認します。
この図表は、縦軸に表題の質問が配置され、その質問に関連がある問題が横軸に置かれます。そして、それぞれの部署がどこに位置するかが示されます。
各部署の位置が右肩上がりや右肩下がりに並べば、2つの問題には相関関係があり、因果関係が疑われます。通常、会社が抱える問題は複数の原因が互いに影響し合っています。相関関係を調べることで問題同士の関係の有無と深さがわかります。
以下は、「Q1:休日・長期休暇は十分か」という設問についての部署別の「設問別集計結果」です。
【組織活力測定・設問別集計結果・部署別】
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部署別の回答を示す左下の棒グラフ(X)からは、部門・A と E が休日・休暇が十分に取れず、活力が低下している様子が読み取れます。 |
問題同士の関係を示す右側の相関グラフ(
Y)は、この休日・休暇が取れない問題と強い相関がある設問、① 目標・計画は遅れず達成できているか、② 今後もここで働きたいか、③ 今の社風は好ましいか、の3つが自動的に横軸に配置されます。
【組織活力測定・設問別集計結果・部署別】
拡大図はこちら (PDF)
この事例では、『休日・休暇が十分か』という問題と、『①目標・計画は遅れず達成できているか』という問題の関係は、各部署が右肩下がりの直線に並んでおり、マイナス(負)の相関関係が読み取れます。
つまり、この会社では全体的に見ると、目標や計画が遅れずに達成できている部署(=横軸の右側の「強」に近い位置にある部署)ほど、休日・休暇が取れない状況であることがわかります。部門・A の休日・休暇の問題を解決するには、部署の業務全体を見直す必要があります。 |
一方、部門・E は、部門・A とはかなり異なる位置にあります。同じ休日・休暇が取れないという問題でも、解決方法は異なります。 |
このように、問題同士の関係性や組織のメンバーたちの心理・感情の状態を調べることで、組織の活力を低下させている本当の原因が明らかになり、効果的な対策を立てることができます。
「設問別集計結果」は世代別、勤続年数別、役職別にも作成されるので、様々な角度から会社組織の問題点とその所在を特定することができます。
問題解決のための有効な対策が見えてきます
組織診断について、ご不明な点や聞きたい事がある場合はメールや電話でお問い合わせください。
どんな事でも、お気軽にどうぞ。費用はかかりません。
e-mail :
justeye367@yahoo.co.jp
電話 : 06-6761-3517
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一歩進んだ活用事例
組織診断の結果、特定の部門に何らかの原因があると判断される場合は、その部門の責任者やメンバー個人を対象に診断や分析を行い、問題の原因を個人レベルで捉えます。
▶部門責任者や管理職には
多面評価
マネジメント診断
▶部門のメンバーの場合は
個人特性分析
モチベーション測定
組織の活力は人材と密接な関係にあります。活性化した組織が社員を成長させ、成長した社員によって組織が活性化されます。「多面評価」や「個人特性分析」により管理職や社員の成長を図ることも、組織の活力を高めることにつながります。
【まとめ】
- この組織診断では、会社の問題点を組織の活力として捉え、「組織活力測定」を行います。
- 「組織活力測定」では、部門別や階層別に組織の活力を調べることができます。問題の正確な所在や詳しい原因を特定することができます。
- 「組織活力測定」の「設問別集計結果」では問題同士の相関関係から、原因のつながりを明らかにし、解決すべき問題を明らかにします。
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【お送りする資料の内容】
- ご案内書 (そのまま社内の企画提案書としてもご利用いただけます)
- 帳票サンプル
- 診断申込書
【実施手順の一例】
結果送付までは約1~2週間(社員数50名未満の場合)
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